店主の映像コーナー

 「店主の写真コーナー」のネタが少なくなったので「映像」をアップしたいのですが、
私の才能が有りませんので下記「ユーチューブ」でご覧ください。
「店主の写真コーナー 映像編」


現在「山陽本線153系最後の活躍」「国鉄上野駅の夜」「ある日の国鉄広島1・2」「南浦和の朝」
「急行能登号で大宮駅」「雪の日の国鉄広島駅」「可部線ウグイス色電車の思い出」
「山陽本線ある日の午後」「越後平野のときが舞う」「上越国境を行く」「北への大動脈・東北本線1・2・3」
「電化直前の伯備線」「懐かしの特急金星号」の16本が配信中。
当店の映像ブランド「生野屋プロダクション」の制作です(配給 まろねふ映画社)

このタイトルで検索して見てください。



 アニメおたくの店主は79年に就職して秋にビデオデッキを買いました、ナショナル マックロード、チューナーがダイヤル式
ワイヤーリモコン付、25万円!!ビデオテープが1本120分で5000円!!
冬のボーナスはビデオテープで消えてしまいました。NHKが早朝に「未来少年コナン」の再放送を録画するためです。
 そういえばデッキを買ったらすぐに「裏ビデオ」のダイレクトメールが来ました、電器店とグルになっていたのでしょうか。
 82年春、東北本線船岡の桜を撮りに行った時、ビデオカメラで撮影している人を見て「これからはビデオの時代」、夏の
ボーナスはビデオカメラとデッキに化けました。パツキンのおネエさんが飛んでいますが、これを持って撮影するのは
大変、デッキはLPサイズで厚さ10センチ、VHSのテープに録画するのでこのサイズになってしまいます、まだテープが120分
で5000円近く高い。
バッテリーはトミーのNゲージのEH500のケースの大きさほどあり、専用ケースに一式(ビデオテープも)入れ、それに一眼レフ
カメラを2台。これを持って上野駅の地平ホームを駆け巡ったとは私も若かった。
 ズームはモーター駆動ですがファインダーはモノクロ、カラーバランスはカメラの前に白画用紙を当てて調整する、自宅
に戻って再生してみないと色の調子はわからない(福島駅などガミラス星になっていました)大変大変。
 しかし今見ると当時の光景を思い出します。
 酔っぱらって家の中をさがすと、ありました!カメラとバッテリーが。大きさは「ヤマト」のCDケースと比べてください。
白く見えるのは当時「ホワイトバランス」用に持ち歩いた白画用紙、いまじゃ黄色になっています。

解説しよう

「山陽本線153最後の活躍」
 
 1982年大目玉の低運車を撮っています、現在よりよほど乗降客の多い徳山駅です。
 下り列車、カメラに顔を出す人は「鉄チン=国鉄職員」です。今も徳山乗務員センターがありますが当時は「徳山機関区
(車両の配置のない乗務員区)」があり通勤の時私服で職員通路を通るのは常識でした。広島駅でも入区する電車に私服
の国鉄職員がそのまま乗って運転所まで向かっていました。
 CTCになる前でどこの駅にも運転取り扱いの運転主任(赤帽さん)がいました、ボタンを「ツーツツツツ」と押しています、駅の
信号取扱所に4番線の出発信号を進行現示にしてくださいと合図しているのです。信号所から「了解した」と「ツーツツツツ」と返答が。
4番線の出発信号機が進行現示になり発車ベルを鳴らして車掌にドア合図、ファーンのタイフォンの音・MT46のモータ音。
 上り列車、徳山駅は今もですが2番線に貨物列車が停車し、当時はほとんど鋳鉄制輪子なのでバラストが茶色です、3番線
は岩徳線が発着するのでエンジンから落ちたオイルでバラストが黒色になっています。

「国鉄上野駅の夜」
 
 夜の上野駅はいいですね、日本では珍しい頭端式停車場、推進運転の客車列車、オロネ10を始めとする軽量客車、旧型客車、
EF58はいませんが最新のEF641000、EF62、そして583系!たまりません。
 てなことでエクタクロームEL(ASA400)でよく撮影しました、写真コーナーのパレット荷物車に新聞を積み込むカットなどです。ビデオ
カメラでテストもせず一発勝負で動く夜景を撮れるか心配でしたが撮った映像(おじさんは「動画」と言う言葉は嫌い、正しい動画は
アニメの動画、「東映動画」「シンエイ動画「東京動画・これを知っている人は通?」)がこれ。
 暗い場面は色が飛んでモノクロぽくなっていますが十分、マイクで拾っているホームのアナウンス・ジョイント音・汽笛・人々の喧騒が
それを補っています、7月頃なので蒸し暑さも。頭端式ホームなので列車の先頭を撮って隣のホームに行こうとすると数百メートル歩く
事に、重い機材を持って本当に若かった。
 82年東北新幹線先行開業後の上野駅
カット順に@19番5013M「ゆうづる」1号19時50分発 青森到着5時3分 A高架ホーム5番「とき」22号20時3分到着 新潟発は15時48分
B14番603レ「越前」推進運転で20時19分に入線20時53分発 福井到着7時11分 EF62の推進運転、最後のひと押しブロワー音がたまりません。
C13番142S「新幹線リレー号22号」上野到着20時23分 大宮19時57分発 D13番801レ「鳥海」推進運転で20時49分に入線21時13分発
秋田到着8時17分 ビデオカメラを意識しているのか機関士の動作がかっこいいような ぎこちないような E19番203レ「十和田」3号
20時50分発 青森到着11時41分 F13番3605レ「能登」推進運転で21時23分入線21時49分発 金沢到着6時51分 G14番405レ
「津軽」3号 推進運転で22時20分入線22時41分発 青森到着12時10分 H15番5М「はくつる」22時21分発 青森到着7時11分。
 撮影後東京駅に向かい「大垣夜行」で名古屋に向かいました。

「ある日の国鉄広島駅」
 1984年2月、あの「ごーきゅーにー」「59年2月ダイヤ改正」後、それまで宮原・米原・浜松・東京区の機関車で運用していた小荷物列車の
牽引機のEF58を下関運転所に集約して運用。2月1日から3月29日間は「ゴハチフィーバー」!!休みたんびに当時居た三次から広島に出て
撮影していました。

「南浦和の朝」
 70年代後半の「鉄道ファン」誌に、宮澤孝一氏の「鉄道写真を撮る君に」の連載で、夏至の頃は南浦和で上京して来る夜行列車を撮るのが
毎年の恒例になっていますと、この記事を見て私もよく撮影しました。大垣夜行で4時40分に東京に着けば5時半には現地に到着、次から次に
やって来る列車を効率よく撮れます
 これをビデオで同じ事を、ただし大垣夜行でなく前日撮影した福島から夜行の「あずま」に乗って大宮に、4時半到着で南浦和まですぐ、
これだと40分早く撮影できます。
82年梅雨、次からつぎにやってくる夜行列車、東大宮操から上野に向かう回送の特急電車、反対に東大宮に向かう回送の夜行列車、とても効率よく
撮影できます。3つの心配は、だんだん間隔が狭まってくる京浜東北線の電車(宮澤氏は「アオ」と呼んでいました)と被る事(撮影者の悲鳴が
聞こえます)とバッテリーの残量(前々日の福島の国鉄宿泊所で充電)と「便意」!!
 さすが当時保線区員! 継目近くで撮影しているのでジョイント音のすばらしい事。撮影法など誰も教えてくれないので自己流。参考にしたの
は「宇宙戦艦ヤマト」が遠くから現れて目の前を通り遥か彼方に向かうカット風に撮っている(石黒昇氏に感謝)。油圧雲台付三脚など重くて
持ち歩けないので映像はブレブレですがご了承を。

「急行能登号で大宮駅」
 オロネ10に乗るために「能登」に乗車、オロネ10の室内映像は貴重?ビデオをテープレコーダー代わりに使用して車内放送を録音しています。
つまらない質問をしているのは私です。

「雪の日の国鉄広島駅」
 84年2月の広島駅、今回は大雪!36号機とよく遭遇しています。荷37レ ダイヤ改正前はEF61の重連でした。下関集中配置で広島駅で給水中。
作業する人の「写真撮るなよ」でもこちらはビデオを回し続けています、途中コンテナ列車が通過したりして危険で寒い作業です。美味しそうに
冷たい水を飲む58、オーバーフローして全身から湯気がでる58、電気製品に水はどうなの?。でもこれこそEF58らしい姿と思います。

「可部線ウグイス色電車の思い出」
 84年8月19日撮影

「山陽本線ある日の午後」
 ビデオカメラを買って初めて撮影した物です、前半が戸田〜富海間、後半は福川〜戸田間です。どちらも戸田駅近くですが現在は山陽道が
通って随分景色が変わっています。
前半 戸田〜富海間
@ EF58+12系 臨時列車
A 153系 555M 戸田16:24 広島→小郡
B 普貨2850レ 徳山16:38 鳥栖→新鶴見
C EF61+マヤ 試8114レ
D EF66+レサ10000 5054レ 徳山16:51 長崎→大阪市場(0:18着)
E 993レ 解結貨物B 新南陽16:50発 幡生行 65キロなのでセキ6000が連結、なぜ新南陽にセキ6000が来たのか謎です。「トクヤマ」の方
に聞いてみても「うちには来てない」そうでライバルの「東ソー」に石灰石を運んでいたのでしょうか。
F153系 3136M 新南陽16:50 小郡→広島
後半 福川〜戸田間
@ 「あさかぜ」2号 14レ 下関15:57 徳山17:37 広島19:21 東京着7:50
A 153系 3123M 新南陽17:27 広島→小郡
B 快速貨物3871レ 徳山17:13 稲沢→門司
C 快速貨物3963レ 徳山17:33 岡山→門司
D 111系 562M 戸田17:43 下関→広島
E 高速貨物A 52レ 徳山18:18 下関→汐留 日曜日と思われ コンテナ1個
F 111系 561M 戸田18:10 広島→小郡
G 高速貨物B 8061レ 徳山17:57 東京貨物ターミナル→福岡貨物ターミナル
H 直行貨物450レ 福岡貨物ターミナル→新南陽着18:16
I 普通貨物 994レ 幡生→新南陽着18:16
J 高速貨物B 1063レ 徳山18:10 東京貨物ターミナル→福岡貨物ターミナル

「越後平野にときが舞う」
 82年9月23日撮影 信越本線 長岡駅、帯織〜東光寺間。

「上越国境を行く」
 水上駅の先の鉄橋、越後中里〜岩原スキー場間。
年休を撮って撮影すると保守用車が登場して少し後ろめたい気持ちになりました。
数年前、岩原スキー場を通ると景色が一変していました。この後バブルとスキーブームがあったのです。

「北への大動脈・東北本線1」
 片岡〜蒲須坂間
東北特急はスピードが速いので当時からヘッドライトを点灯していました。

「北への大動脈・東北本線2」
東大宮〜蓮田間
 有名撮影地です、広田尚敬氏が「動止フォトグラフ」の撮影をされていました。
東武の貨車が混じっています。

「北への大動脈・東北本線3」 
金谷川の有名撮影地です、後半の駅は福島駅です、ホワイトバランスを失敗して「ガミラス星になってしまいました」
ファインダーがモノクロ画面なので家に帰ってビデオデッキで再生してみないと色調はわかりません。

「懐かしの特急金星号」
自宅から自転車で下松駅に、色調がおかしかったのでもう一回撮影やりなおし。
夏休み期間中でラジオ体操帰りのお子様が。